弊社で多くのご依頼を頂く金庫鍵のトラブル。「金庫の暗証番号を忘れてしまった」「金庫鍵を粉失した」など、ご自宅やオフィスで多くの方が使用されているので、トラブルも後を絶ちません。家庭用やオフィス用共に金庫鍵はシリンダー錠とダイヤル錠の2種類を備えた金庫が多く使用されています。頻発する金庫鍵のトラブルはなぜ、どのように起こってしまうのでしょうか。ここでは金庫鍵のトラブルが起きてしまう原因と、その対処法についてご紹介致します。
金庫のダイヤル錠を開けるときには、右に5回、左に2回などの数字を合わせる作業をしなければなりません。毎回それをするのが面倒で、ついダイヤル部分は固定させたままで、普段はシリンダー錠だけで金庫の開閉をしているという方がとても多いのです。ダイヤル錠は、テープなどで動かないよう固定していたとしても、少し触わってしまうだけで動いてしまうデリケートなものです。オフィスの掃除中に誤って触ってしまった、お子さんが触ってしまったなどで、大幅にダイヤルがずれてしまうのです。そのようなことが起きても、鍵番号(暗証番号)さえ記憶していれば問題はありませんが、もともと使っていないダイヤル錠ですので覚えている方は少ないのです。また、購入時に金庫に付属していた暗証番号が書いてある説明書も見つからずお手上げ状態になってしまうようです。
とても複雑な構造をしているように思えるダイヤル錠ですが、意外と単純な作りなのです。内部には、「座」という円形のプレートが鍵番号の桁数分あり、そのプレートの欠けている部分が、数字と全て合ったときに開錠するという仕組みになっています。暗証番号は、鍵の製造時に設定される固定式と、任意の番号に変更が可能なものの2種類あります。
上記したようにダイヤル錠は単純な仕組みですが、解錠時、暗証番号を合わせる時の右回し・左回しを順番で行っていくところにポイントがあります。ダイヤルを回して番号を合わせている時に正しい番号を通り過ぎてしまうと、それまでに合わせた暗証番号がリセットされてしまうという仕様になっています。このため少しのズレで鍵が開かなくなった時は、すぐに正しい番号に戻すことで開く可能性もあります。しかしむやみにダイヤルをいじると、一から合わせ直さなければならなくなります。金庫カギの開錠は、ご自身では難しいことが多いため、プロにお任せください。特に難しいケースでない限り、弊社のスタッフが30分程で開錠致します。金庫の鍵番号を忘れてしまった場合は弊社までお気軽にご相談下さい。