このページではオフィス・事務所の防犯対策に絞って、盲点となりがちなポイントと対策方法をお伝えしたいと思います。窃盗犯がオフィス・事務所へ侵入する経路としては、出入り口からが約60%、窓からが約30%となっています。侵入方法としては窓以外も含めガラスを壊して侵入してくるケースが40%を超えて最も多い侵入方法となっていますが、無施錠と合鍵の使用も25%を超えており、ピッキングなどによる鍵破りは10%程度となっています。これらからのデータから判るとおり、まずはしっかりと鍵の管理と施錠を行うこと。ガラス部分に防犯アラームなどを設置すること。古い鍵をピッキング等の鍵破りに対応出来る新しいシリンダーに交換すること。出入り口を電子錠にして入退出管理を行う。などが有効な防犯対策となります。
いわゆる事務所荒らしが狙う物は、現金・金庫・パソコンなどのOA機器が上位を占めています。100Kgを超える大型金庫でも組織的な窃盗グループであれば台車を使用しものの数分で持ち去りますから油断は禁物です。月末などに金庫内にまとまった現金を収納するのであれば、耐火金庫ではバールなどで瞬時に開けられてしまうため必ず防盗金庫を使用し金庫自体を床下や壁からしっかりと固定しておくことが肝心です。
以下は事務所内の防犯意識を徹底させるだけで、全く費用を掛けずに解決できる問題ばかりですので順番にチェックしてみてください。室内の配置や卓上に置いてあるものを見れば、上位の管理者や経理担当の机の目星は簡単につきます。金庫がある事務所では大抵同じ部屋の中で鍵を保管しているものです。管理者もしくは会計担当が引き出しにしまっているケースが殆んどですし、上位の管理者の机の引き出しの中に大量の現金を入れてあるケースも多いため、侵入者はまず引き出しから探ります。次に金庫ですがダイヤル錠を使用せず鍵のみで開閉しているオフィスが実に半数以上を占めています。使用していないダイヤル錠は上に埃が溜まるため一目瞭然ですし、鍵自体にダイヤル錠の番号を書いているケースも多くあります。また見えるところに置いてある金庫が書類用で、隠してある金庫に現金・金券類というパターンも熟知していますので、隠してあるものこそ探されると考えてください。これらに心当たりのある方は多いと思いますが、防犯設備以前の問題であることがおわかり頂けたかと思います。鍵と防犯のプロで貼る弊社には多数の防犯設備士が在籍しておりますので、多角的に御社セキュリティの穴を見つけ出し費用対効果の高い対策方法をご提案いたします。フリーダイヤルにて弊社オペレーターまでお気軽にご相談ください。