近年は一戸建てではなくマンションを自宅とする方も増えています。マンションのセキュリティに関しては、自分の居住区域のみならずマンション全体の管理体制が重要なポイントとなってきます。
多くの世帯が集合して生活するマンションでは、そのセキュリティに関しても一戸建てとはかなり勝手が異なります。一戸建ての場合はその家を守る錠やシステムのみを考えればよいわけですが、マンションのような集合住宅になると、自分の部屋のみならず、マンションそのものに第三者が侵入するのを防ぐシステムも重要視すべきなのです。
しかし、自分の希望ですべての対策を取ることができない点も集合住宅の特徴と言えるでしょう。そのため、マンションを選ぶ際にはその建物自体のセキュリティ、そして実際に住む部屋のセキュリティの両面に注目するのが得策です。
さらに、賃貸物件の場合は自分の部屋でも勝手に対策を施すことができませんから、さらにマンションの管理体制についてしっかりとリサーチを行って入居することをおすすめします。
マンションのセキュリティ対策とは、そのうちの1部屋に住む住人のみで行えるものではありません。つまり、重要になるのはそのマンションの管理体制としてどのようなセキュリティ対策を採っているのかという点なのです。
現在では、マンションにおいてオートロックは標準設備として認識されています。オートロックは特にセキュリティ能力が高いと認識されるのではなく、設備としてついているのが当たり前ということなのです。すべてのマンションにオートロックが導入されているわけではありませんが、オートロックが物件選びの重要なポイントになることは確かです。
その他、マンションにはさまざまな管理体制システムが随時導入されています。近年広く浸透しつつあるものの1つがカメラ付きインターホンです。自宅を訪ねてきた人をモニターで確認できるため、不用意にオートロックを解除するといった事態を招くことがなくなります。
さらに、24時間監視システムを採用し、どのような時間帯でも異変があれば警備員が駆けつけてくれるといったように、マンション全体のセキュリティを強化しているところも多くなっています。
前述のようにオートロックや24時間監視システムなどが充実しているマンションでも、万が一ということは考えておくべきです。やはり最後の砦になるのは玄関のロックですから、玄関の鍵に関しては細心の注意を払っておくに越したことはありません。
分譲マンションですでに購入を済ませている場合には鍵交換に特に問題はないと考えられますが、これが賃貸であった場合には鍵交換を勝手に行えるものではありません。もし、さらにセキュリティ能力の高い鍵に交換したいと思った場合には、マンションを所有している貸主に確認を取ることは必須でしょう。
鍵交換など物件設備に関しては、すべての権限は貸主にあります。そのため、申し出を行っても鍵交換ができないケースは十分にあり得るわけです。賃貸マンションで玄関まわりのセキュリティが気になる場合は、自分が納得できる設備が十分整っているかを事前に確認するべきです。ただし、補助錠のようにドアを傷つけることなく設置できる簡易的な鍵なら問題ないと言えます。
私たち鍵屋は、施すべきセキュリティとそのやり方について豊富な知識を持っています。無料見積もりも行っておりますので、ぜひ一度ご相談ください。