玄関ドアの鍵が壊れてしまった時や防犯対策として、鍵穴(シリンダー)交換をしたい…。しかし交換作業を建具屋さんに依頼した場合、数万円かかってしまうというケースもあります。そこで、交換作業をご自身で行うことで低コストに抑え、浮いた費用でより防犯性能の高いシリンダー錠購入に当てるという方法がお勧めです。
一般的な玄関ドアに付属している鍵穴は殆どがシリンダー錠なので、鍵穴交換を低コストで済ませたいという場合には、まず初めに交換用のシリンダー錠をネット通販またはホームセンター等で購入しましょう。現在使用しているのシリンダーのモデルを確認し、同等品または交換可能なタイプの代替品を準備して下さい。その時、現在のシリンダー錠より防犯性が高い交換可能なモデルもチェックし、予算と希望に合わせて選択しましょう。「今使っている鍵穴が、どこのメーカーの物か分からない。」「交換用の部品の選び方がわからない。」「交換作業を自分で行う自信がない。」という方は、私たち鍵と住宅のプロにお任せください。弊社までお電話を頂ければ、経験豊富なスタッフがご指定場所まで迅速に駆けつけ、短時間で交換作業を完了します。お客様のご都合に良い日時をあらかじめご指定頂くこともできます。
MIWA(美和ロック)社の「U9シリンダー」は弊社でお薦めしている低価格帯の交換用のシリンダーです。約5,000円で入手できるロータリーディスクシリンダー錠で、ピッキングの耐久時間10分、鍵穴壊し耐久時間が5分以上と、セキュリティ性能を十分持つシリンダーです。また、カギは刻みキー(ギザギザ鍵)なので、街の鍵屋さんで安くコピーキーを作製することができます。セキュリティ性能がより高いディンプルキーは、コピー作製時に専用の器械が必要なので対応してくれる鍵屋さんが限られ、相場も約2500円と高止まりしています。現実的に必要な範囲の防犯性能があり、設置した後のコストまで考えた場合に最もお勧めできるシリンダーだと言えます。また、ご自宅の玄関の鍵がノブの中央に鍵穴があるタイプの方にも、ノブ内蔵型のモデルが製造されていますのでお勧めできます。
まず、交換作業中に扉が風などで閉まってしまわないようにストッパーなど噛ませてから行いましょう。始めに扉の側面のラッチユニットのフロント部分を取り外します。次にシリンダーを留めている2本のピンがありますので、それらをペンチ等を使って引き抜きます。これでシリンダーが外れ、新しいものに付け替えられます。交換したら取り外しの時の手順を逆から行えば交換完了です。この時、室内側のサムターンはそのままで外す必要はありません。またこの行程は、モデルによって若干手順が異なりますので、交換部品の取扱説明書をよく読んでから作業を行って行ってください。もしご自身での作業は難しい場合はぜひ弊社にご相談下さい。