「中折れネジ締め錠」をご存知でしょうか?昔懐かしい木製建具用のネジ締り錠(ねじしまりじょう)の一種で「中折れ締り錠」とも呼ばれますが、アルミサッシが一般的になる前の日本家屋で使用されていた、木製引戸に施錠するための鍵のことです。素材としては真鍮製・鉄製・ニッケル製などがあり、サビやくすみも含め独特の質感を楽しめるもので、古きよき日本や昭和の匂いのするヴィンテージパーツとしてアンティークな価値もある窓用錠といえます。中折れネジ締め錠タイプのカギ交換・カギ修理ならご相談ください。
ネジ締め錠は、木製窓枠の合わせ目にネジを差し込んでロックする構造の内締まり錠のことをいいます。施錠時はネジが刺さった状態になるので問題ないのですが、ただのネジでは解錠時にネジがなくなってしまう可能性があります。このためネジ挿し込み穴の回りにネジの頭を取り囲む枠を設け、解錠時にもネジが外れないような構造となっています。
中折れネジ締め錠はネジ軸の途中が折れ曲がる構造になっています。施錠時はネジが全て窓枠に埋まっていますが、解錠時に飛び出すネジがぽろりと曲がり可愛らしい外観になります。中折れネジ締め錠のネジ軸長はネジ締め錠と比較すると短めですので、あまり厚みのある窓枠には適しません。
現在も廣榮・完全などの製造した古き好きスタイルのネジ締り錠が一部販売されていますが、既にデッドストックのモデルも多いため小売店などの店頭に在庫されているものを丹念に探すしか無いような状況です。また、BEST(株式会社ベスト)は現在も中折れネジ締め錠を製造販売しています。「中折締No.510」はドア厚28ミリから38ミリに対応する中折れネジ締め錠で、販売価格は5,600円から6,200円(税込)となっています。カラーバリエーションはそれぞれに古代ブロンズ・黄銅磨き・サテンニッケルの3バリエーションが用意されています。また「小判中折締No.515」はドア厚30ミリ・36ミリ・42ミリ用の3モデル、販売価格は1,310円から1,940円、それぞれ黄銅磨き・サテンニッケルの2バリエーションとなっています。ネジ締め錠・中折れネジ締め錠タイプのカギの交換やカギ修理は、鍵と住宅のプロである弊社にお任せください。365日年中無休で常に待機している腕利きの作業者が、電話一本てご依頼の場所まで駆けつけます。まずはお気軽にフリーダイヤルにて弊社オペレーターにご相談ください。