金庫メーカーの「アイ・エス・ケイ(旧キング工業)」の製品は使いやすさと信頼を得て高く評価されています。旧キング工業時代の金庫についての情報及び開かなくなってしまった金庫の鍵開けに関してご紹介致します。
キング工業は、1916年に「日進社」という名で手堤げ金庫や消火器の製造・販売を行なう個人商店からスタートしました。1948年に社名を「キング工業株式会社」と改め、手堤げ金庫やスチール家具の製造・販売を本格的に行うこととなりました。2014年には「日本アイ・エス・ケイ株式会社」と社名を変更しています。
ISO9001とISO14001の認証を取得しているキング社の防盗金庫と防火金庫は、使われている耐火材が業界で初となるエコセメントの一種「高炉セメント」です。第三者機関が実施する厳しい耐火性能試験をクリアしたこの高炉セメントは、数多くの導入実績と高い評価を得ています。
キング工業製の業務用金庫には耐火専用と防盗用の金庫があります。耐火金庫では、ダイヤルを回す回数が半分で解錠可能な「キングスーパーダイヤル錠」を採用したものと、テンキーとダイヤルキーがひとつになっている「ハイブリットテンキー」を装備したものがあります。その他には家庭用の耐火金庫や「金庫保障制度」が付属しているストロングシリーズや、床下金庫、手提げ金庫などがラインナップしています。どのタイプでも弊社で対応致しますので、キング工業製金庫の鍵開けはお任せ下さい。
キング工業製の防盗金庫は、ダイヤル錠に「百万変換ダイヤル」を採用しています。またキング製金庫には、不正開錠対策としてダイヤル番号を盗み見を防止する機能が付いています。強い力が加わった時にリロッキング装置が働き、通常のやり方では開錠できなくなるため特に注意が必要です。素人の方が開錠を試みる際にうっかり力を加えてしまうと、我々プロの鍵屋でも容易に開錠ができなくなりますので、ご自身で開錠を行う際には強い衝撃を加えることの無いようにご注意下さい。
耐火金庫のダイヤル式ではBSX50からBSX54のBSXシリーズ、KCJシリーズ、STJやSTSシリーズが多くなっています。シリンダー式耐火金庫はCPS、テンキー式はKMXやSTSシリーズが多くご依頼頂きます。また、スーパーダイヤル耐火金庫KCシリーズ、KMX、KSシリーズの鍵開けもご依頼が多くなっています。また、防盗金庫では、STR51からSTR54までのシリーズが多いですが、前述した通りこれらの製品には出来るだけ手を触れないようにしてご連絡下さい。
CPSとCSB、KSといった手提げ金庫や、ICカードや指紋照合、履歴機能付のその他の製品も鍵開けのご依頼を頂きます。上記の様にキング工業製の金庫は種類が豊富にありますが、どのタイプも素人の方が開錠をするのはとても難しいでしょう。万が一金庫が開かなくなってしまった時は、ご自分では触らずにプロに鍵開けをご依頼下さい。