日本の建築物に取り付けられている錠前のなかでも特によく使われてるのがGOAL社の鍵です。日本で初めてシリンダー錠の国産化に着手し、高い防犯性と操作性の鍵を開発しました。1972年には他社に先駆けていち早くカードロックを開発するなど、防犯技術にも優れたメーカーです。GOAL鍵の修理・交換は、経験豊富な鍵のプロフェッショナルにご相談ください。
1914年創業という長い歴史を持つGOAL社は、大阪に本社を構える錠前メーカーです。同社の特徴は、なんといってもディンプルキーに早くから取り組み、耐ピッキング性能に優れた商品を多数発表していることでしょう。昭和30年代には、ドアノブと鍵が一体化した形の円筒錠を国内で初めて開発し、普及させたことでも知られています。
そんなGOAL社が大きな注目を集めたのは、2002年の「V18」という製品の発表時でした。アンチピッキングピンを採用し、高精度の18本のピンが動作するディンプルキーの仕組みにより、防犯性能を飛躍的に高めたシリンダー錠です。アメリカの安全試験団体「UL」の基準と試験をクリアし、認定を受けた日本初の錠前メーカーとなりました。
ちょうど2002年当時は、ピッキングによる空き巣被害が国内で多発している時期でした。容易にピッキング可能な従来のディスクシリンダーが問題視されたことも手伝いV18は急激に普及します。表裏なく差し込めるリバーシブルタイプのシリンダーで使い勝手が良かったこと。キーチェンジシステムの採用で、鍵交換もピンの設定を変更するだけで可能と、機能的に優れていたことも大きな要因となりました。
優れた性能を誇るGOALの鍵ですが、交換時にありものの鍵に付け替えることが出来ないという問題はあります。これは「逆マスターキーシステム」と呼ばれる仕組みを利用している場合に発生します。マスターキーは、一つのキーでどのシリンダーも解錠できる鍵を指しますが、これはその逆で複数の鍵で解錠できるシステムです。マンションのエントランスキー・非常口・駐車場入口・ゴミ出し用の出入り口などはこのシステムで作られており、部屋毎に違う鍵でも共通で解錠できます。このような鍵の修理・複製を行う場合には、自宅玄関ドアの施錠・解錠が出来るだけでは役目を果たしません。
GOALのディンプルキーは、V18をはじめとして非常に複雑な機構を持っていることから、経年劣化による鍵やシリンダーの修理には経験と技術が求められます。当社にご依頼いただければ、鍵の専門スタッフがすぐに駆けつけ鍵修理を行います。もちろん紛失などで鍵開けが必要な時にも、確かな腕を持つスタッフがお伺いしますので時間もかかりません。もし鍵と住宅についてなにかお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください。